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2011年10月14日 (金) | Edit |
本日はちょっと専門的なお話です。

「合剤」が最近流行るようになりました。
「合剤」とは、「異なる成分が2種類以上含まれた薬」
ということです。


医療用医薬品は通常、1剤に1つの成分だけで発売されてきました。
近年になって、高血圧の薬、緑内障の薬、糖尿病の薬などに
合剤が急に増えるようになりました。


増えすぎて、この薬は何の成分と何の成分がそれぞれ何mgずつ
含まれているか、覚えきれません。
国による規制をかけないと、そのうち同じ成分が含まれている薬を重複して
出されていても気づかずに投薬してしまう危機を感じています。



高血圧の合剤で最初にインパクトを与えたのが、
「プレミネント配合錠」という薬です。
「プレミネント配合錠」はロサルタンカリウムとヒドロクロロチアシド
という2種類の成分が入っています。

ロサルタンカリウム、ヒドロクロロチアシドともに、
血圧を下げる効果があります(働き方は別です)。

ロサルタンカリウム… 尿酸値↓、血清カリウム↑、血圧↓
ヒドロクロロチアシド… 尿酸値↑、血清カリウム↓、血圧↓

通常は血圧を下げる代わりに、他の値が上がったり、下がったりと
いうことが良く起こりますが、
この組み合わせは、尿酸値、血清カリウムに関してはお互いに打ち消しあって、
血圧↓といういいところだけを発揮できるという理にかなった組み合わせと
個人的には考えています。
(実際に患者さんをフォローする中で、そう感じています)

参考URL(Pubmed):
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21958001
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21959825

このように、良く検討された合剤なら歓迎しますが、
深い理由もなく2剤をくっつけるだけという薬が増えているのは
どうかな…と思います。


合剤が増え続けると薬剤師も覚えきれず、
いずれ、重複して投薬してしまったという事故が
あちこちに起こると考えています。そうなる前に、
国は規制をかけて欲しいと思っています。


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