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2014年08月26日 (火) | Edit |
私が今まで手話を必要とする理由に

○ろう者は文章の読み書きが苦手な人が多い

ということを焦点に当ててきたことが多かった。

じゃあ、「文章の読み書きが出来る人には?」
「残存聴力があって補聴器を活用できる人には?」

それもやはり「手話!」が答えなのだが、
充分に説明して来なかったように思う。

「私(柴田)に対してのコミュニケーション手段は?」
もちろん「手話!」

最近思うことは、私を含めろう者の多くは、

○口話、筆談だと思考が止まるこということ


この点について、時間があれば書きたいのだが、
きちんと説明できている資料がないだろうかと思う。

今回はつぶやき的な記述に留めます。
「e-medico.com」の原稿でもそれとなく書きましたが、
次はこの点をもっと掘り下げていこうかと思っています。

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2013年11月17日 (日) | Edit |
全青研において、労働のことについて書きました。
http://masaone.blog129.fc2.com/blog-entry-275.html
「障害者歯科学会」のシンポジウムにおいても、
「私のような障害者と一緒に働くことで病院も変わっていくのではないか」という
発言がありました。
それが目で聴くテレビでも報道されていました。

確かにそうなるケースもあるのですが、
企業が障害を充分に理解して合理的配慮をしないと、
逆のケースも大いにあるということを訴えたいと思います。

聴覚障害者は離職率が非常に高いものです。
1年で40%が離職と書いてある書籍を読んだこともあります。


企業の人事から「聴覚障害者はもう雇いたくない」という
本音も聞いたことがあります。

聞こえない人に働いているときの自分を尋ねると

ほとんどの人が
「孤独」
「不安」
「自信がなくなる」
「不信感でいっぱい」
と答えます。

それでは、聴覚障害を持つ医療職の人はどうなのでしょうか?
私が話を聞く限りでは、多々苦労しながら仕事を続けられている
人が多いようです。
さらに聞いてみると周囲からの合理的配慮を得られている
のではなく、むしろ一般事務職よりも配慮が少ないところが
残念ながら多いようです。現場の忙しさによるものでしょうか…
それでもやめないのは聴覚障害を持って医療資格をとれた人たちは
人一倍努力もできて、辛坊も強い人が多いからのように感じます。

しかし、職場の中ではやはり、
孤独感、不安などを感じながら日々過ごしているようです。


私は複数の企業を経験しています。
私の経験から申し上げますと、
「理解しよう」という人がどれだけいるかで
働きやすいかどうか大きく左右されました。

つまり、自分のモノサシで聴覚障害についてあれだこれだと
決めつけられるのではなく、当事者の視点で考えてみようと
思いながら接して下さる人が多いかどうかということです。


最も働きやすかったところは企業、それもトップから
配慮を考え、全スタッフに自らコミュニケーション方法を示して
くださったところです。


聴覚障害者を雇用した結果、

お互いに理解が深まり、コミュニケーションを大切にできる
より良い企業へ成長するケースと

お互いにぎくしゃくし、弱い方(=一般的には聴覚障害者)の離職に
終わるケース

の両方ともあります。


前者でありたいと、雇用する側も雇用される側も
そう願っていると思います。


そのためには、単に法律で定められている障害者雇用率を
満たすために採用し、あとは本人と現場スタッフに任せるという
現状ではなく、国と企業が責任をもって合理的配慮を考えなければ
ならないと強く思います。

差別解消法制定に向けて、その具体的内容を検討する動きが始まっているようです。


2013年10月05日 (土) | Edit |
私が学会などで情報保障がついたことを良くブログでお知らせします。

理由は「情報保障がつくことは難しい」からです。
ごくあたりまえのことなのですが、実際はどういうわけか難しい。

「日本薬剤師会学術大会」では手話通訳などが付くようになってから、
11年目になります。ろうの後輩などから「日薬って情報保障制度があるんですね~
いいですね~」と良く言われるのですが、そうではありません。

制度があって、申し込みをしているのではなく、
毎年私たちから希望を出して、日薬の方でそれに応えて頂いていると
いうことなのです。

後輩たちに言いたい。
「自ら積極的に要望を出せ!」と。
しかし、それにはものすごいエネルギーが要るということも
聞こえる人には知って頂きたい。

交渉はスムーズにいくとは限りません。
断られて、断られても粘り強く交渉しなければならない場合もあります。
日薬も最初はそうでした。今考えると恐ろしいことなのですが、
若かった私は断られてすぐさま喧嘩をしたものでした。
最終的には団体を巻き込み…
当時はそうでないと変わらなかったものです。

残念ながら今でも行政が主催のイベントなどにおいてさえ、
断られることはよくあります。数年前も断られる理由に納得がいかず、
仕事を休んで役所まで赴いて訴えたりとそんな努力をしました。

同じ国民として皆と共通のイベントに参加するのに、
情報保障の配慮をお願いして、相手の対応によっては
繰り返し繰り返し説明し、相手から否定的なことを言われても
説明し、怒りがこみ上げても感情的にならずに説明し…
やっと手話通訳が付くという時間的にも精神的にも負担のかかる
ことをしなければならないのが現状です。

主催者側の申込書に○をつけるだけで、
手話通訳などが付くようになってほしい。

そういうわけで、鳥取県の手話言語条例に関して
とても敏感でいるのです。


法律によって「いつでもどこでも」義務付けられるように
なるまではまだまだ未来のことなので、当面は情報保障がついた
「好例」を紹介したいと思っています。
いつかあたりまえになる日が来るまで。




2013年06月23日 (日) | Edit |

「差別解消法」や「手話言語法」の施行がまだの現在
ですが、理解のあるところも多いのに感謝しています。

6月11日の吹田市薬剤師会処方せん受入懇談会で
手話通訳を配置していただけました。

現在、ろうの専門家が増え、学会などに
手話通訳や要約筆記などの情報保障を求めるところが
増えています。

私は割と積極的にお願いをする方なのですが、
(「お願い」をすることが結構しんどいということも知ってください。
手話は音声言語より劣っているなどの誤解を言われることもあります。)
経験上では予算が集まる大きな大会でないと、
手話通訳者をなかなか配置出来ないのが現状です。

市レベルの薬剤師会での勉強会で手話通訳者がついたのは
いったい何年振りか… もっとも理解のあった愛媛県
宇和島市薬剤師会以来のような気がします。


内容は、薬局での顧客満足に関することを、
狩野分析法から見出し、考察するものでした。
「こうしたらいい」となんとなく分かっている
町の薬剤師は多いと思うのですが、分析法を用いて
整理して頂くと改めて良くわかります。
(府薬雑誌2013年4月号にも掲載されています)

演者の山口晴巨先生はFIP(国際薬剤師・薬学連合)でも
発表されたとても積極的な先生でパワーをもらいました。

貴重な機会と手話通訳者を配置していただいた、
吹田市薬剤師会にとても感謝しています。今後とも
色々吸収して成長、そして皆に貢献できるように
していきたいと思っています。




2013年06月23日 (日) | Edit |
差別解消法が国会で成立決定しましたが、
手話が言語として位置付けられるようになる「手話言語法」の
成立も祈っています。

少し前に、手話や聴覚障害についてインタビューを受ける
機会があり、説明したところ「手話は究極のジェスチャーなんですね」
と感想を述べられ、そうではないということを説明しました。


手話についてどうも、TVドラマなどで俳優が演じるのを
見て、声に出してしゃべる「音声言語」のおまけのように
しか考えていない人が多いという誤解が広まっているように思う。

手話は音声言語と全く違う文法、体系を持った言語です。
そして、決して音声言語に劣るものではありません。
ジェスチャーとも全く違います。

以前、「府薬雑誌」などにも少し触れましたが、
私なりに説明したいと思っています。


○手話とジェスチャーの違い

1.ジェスチャーは名詞が苦手
ジェスチャーは「走る」、「投げる」など動詞なら表しやすい
ような印象を受けます。しかし、名詞は如何でしょうか?

「パン」という名詞をジェスチャーで表してください。
簡単ではないでしょう。更には「カレーパン」「クリームパン」は
いかがですか?手話なら普通にできます。


2.ジェスチャーは実際に見えない話をするのが難しい
「向こうのかばん持ってきて」
「これを3つ買いたい」ぐらいの会話ならジェスチャーでできます。
しかし、
「なぜ、生きるのか?」という議論は不可能です。
手話では特に若い人がそんな議論をかわしています。

私は薬についての複雑な説明を文章の読み書きが出来ない
ろう者に説明するのを得意としています。飲み方だけでなく、
どう効くのか「薬物動態」や「薬理」も説明できます。
伝わるのは「手話」という言語ベースがあってのことで、
ジェスチャーだけではほぼ無理です。


3.ジェスチャーには手話ほどの共通単語が少ない
「日本語・手話辞典」では約1万語収録されています。
ジェスチャーは多くても100語ほどでしょう。


4.手話には言語分布がある
アメリカ手話とイギリス手話が全く違うのをご存知ですか?
同じ英語圏であるにもかかわらずです。
また、日本手話と韓国手話、台湾手話は良く似ています。
私が子供の時、韓国人ろう者が家に遊びに来て、難なく
話せることに驚きました。筆談すると相手はハングル、
こちらは漢字と全く違うのに。
歴史的背景があり、手話は手話の言語分布があります。
ジェスチャーはそれほど複雑な分布はおそらくないでしょう。


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